会長挨拶
全国青年税理士連盟 会長
高橋 紀充(東京)
「全青の魅力は、全青の活動にあり」
全国青年税理士連盟会員の皆さま、こんにちは。この度、第58代会長に就任いたしました、東京青年税連盟所属の高橋紀充と申します。
まず、8月4日に行われました第57回定時総会におきましては、たくさんの会員の方にお申込みやご参加をいただき、誠にありがとうございました。また、上程した議案について多くのご質問、ご意見をいただきましたこと、重ねて厚く御礼申し上げます。
また、当日は公私ご多忙の中、当連盟の総会にご臨席賜ましたご来賓の皆様、祝電等をいただきました皆様にも心から感謝申し上げます。
総会には韓国税務士考試会の皆様にも韓国よりお越しいただきました。総会での会長挨拶でも申し上げましたが、ご臨席賜りました御礼と、昨年11月の税務士考試会総会にご招待いただき、あらためて感謝の意を表します。本年11月に開催される税務士考試会の総会に再びご招待いただけました折には、しっかりと韓国語を練習し、長く韓国語でご挨拶を申し上げたいと思います。
さて、最初に私の自己紹介を簡単に申し上げます。私は学生時代にこの税理士という世界を知りました。当時の指導教官からたくさん学び、気づきを得て、今に至ります。2009年に税理士登録後、東京青税にて制度部長、研究部長、総務部長、会長を経験し、全国青税においては、税理士制度対策委員長、総務部長、法対策部長を務めて参りました。これまで経験した役職を振り返ると、研究活動や仲間と共に一つのことを成し遂げることが好きで青税活動を取り組んできたように思います。そして、全国青税会長に就任した今、以下のような活動方針を掲げ、皆様と一緒に活動していきたいと考えております。
まず、一つ目は法対策部の活動についてです。
今年度の法対策部も、昨年に引き続き、税理士制度、税制、納税環境の分野にそれぞれ委員長を任命し、各分野についてしっかりと検討、意見をして参りたいと思います。
世の中は、良くも悪くも紙から電子へ、というデジタル化の波が一層強くなってきており、デジタル化の名のものとにあらゆる手続き、処理が紙からデジタルに置きかわろうとしています。また、家族や個人の在り方も、私が生まれ育った時代からも随分と変わってきています。このような今日の社会において、税理士業務、税理士の存在、税制の在り方などについて、私たちが自分たちのこととして向き合い、考え、そして提言していかなければ未来への道は拓けません。
先般の税理士法改正において税理士法第2条の3が追加されています。仮に法律に規定されていなくとも、団体名に青年という名前が入っている私たちが、このデジタル化の流れについていけない、ということはあってはなりません。むしろ、デジタル化について先頭に立って調査研究し、税理士業務との関連性をきちんと整理したうえで、何が納税者の利便に資するのか、税理士制度とどのように関係してくるのか、について提言していく気概がなければいけないと感じております。
また、税制については、例えば所得税制でいえば課税単位の在り方や各種所得控除の在り方など、時代にあった税制が検討、提言されてしかるべき時期だと考えています。
そこで、法対策部を中心に、私たちが歩んでいく今後のあるべき税理士制度について検討し、未来が描けるよう活動して参りたいと思います。
税制については、個人や家族の在り方を含め、応能負担原則や公平、中立、簡素の視点をもとに、諸外国の税制も参考にしながら、一つでも二つでも新しい税制の提案ができるよう、研究部とも連携しながら検討、議論をしてまいりたいと思います。
次に二つ目の活動は、昨年の冨川執行部に引き続き、組織活動に力を入れていきたいと思います。
少子化の流れの中、各単位青税に入会する会員数も減少傾向になっていますが、私自身は青税活動を通じて経験したことが、自身の仕事にも大いに役立っていると感じていますので、やはりできるだけ多くの若者に青税を経験してほしいと思っています。
当連盟が日頃どのような活動を行っているのか、税理士の職業紹介を兼ねて、広報部、組織部と連携して、税理士を目指す学生や税理士を知らない若者に対しても積極的に伝えていきたいと思います。その際に、広島、岡山、香川など青税未加入の現地の税理士と協力して職業の紹介を通じた交流とあらたな事業モデルを構築していきたいと思います。
三つ目は、国際部を中心に、韓国との勉強会に加え、諸外国の税理士制度や税制を研究する時間も増やし、海外視察を視野に入れた活動をしたいと思っております。
当連盟は、平成22年のドイツ視察計画を最後に、韓国の他に団体としての視察、交流を行っておりません。今年度中での視察は難しいかもしれませんが、次年度以降に実施できるよう、その足掛かり、基盤を作っていきたいと思います。
私の学生時代、当時の指導教官が常日頃おっしゃっていた「納税者は税理士が護るんだ」という言葉を今も心にとめて、私は日常の業務や青税活動に取り組んでおります。私の税理士としての原点はここにあり、常に追い求めている税理士像です。
私たち税理士が、そして、私たちの税理士制度が、納税者をしっかりと護れるものとなるよう、この1年、私の全身全霊をかけて部長、委員長、理事と一緒に精一杯活動をして参りますので、厳しく、時に温かいご支援をお願い申し上げます。
最後になりましたが、第57回名古屋大会開催にあたり、1年以上にわたり入念な事前準備と段取りをしてくださった名古屋青年税理士連盟の安藤宣貴実行委員長はじめ、各単位青税の実行委員の皆様、そして名古屋青年税理士連盟や岐阜青年税理士連盟の皆様に心から感謝申し上げます。
1年、どうぞよろしくお願い申し上げます。
当連盟について
国民のための税理士制度・・・
私たち青年税理士はその確立をめざしています。
税理士制度が真に国民のための制度として発展するためには、税理士が納税者の代理人として租税に関する国民の権利を擁護するという使命を明確にしなければなりません。この使命を全うするために、税理士は税の専門家として、税務官公庁からの法的束縛を受けない真の独立性が必要とされます。
そのためにも、私たちはお互いに研鑚を図り、親睦を深めつつ、税制、税務行政の改善と税理士制度の発展を通じて社会に貢献できるようあらゆる活動に若き情熱をもって推進しています。
全青税の成り立ち
昭和42年7月、浜松・弁天島にて東京青税、大阪合同青税、名古屋青税、横浜と東海地区の代表と有志が世話人として相寄り「税理士制度の将来を純粋な精神で考えるのは他にない」という強い自覚と信念を確かめ合い、夜を徹して語り「税理士制度の発展強化」を目的に全国の青年税理士の巨大なエネルギーと良識をここに結集することを誓ったのです。
昭和42年10月、東京、大阪、名古屋の各青税連を母体として、税理士制度の発展強化、会員相互の研修親睦・連絡提携と資料交換を目的として「全国青年税理士連盟」が誕生しました。
規約・規定・書式等
【規約等】
・全国青年税理士連盟規約(PDF)
・全国青年税理士連盟役員選任規則(PDF)
・慶弔見舞金規程(PDF)
・災害緊急対策基金取扱要領
(PDF)
・個人情報の取扱いについて(PDF)
【書式】
・慶弔見舞金申請書(EXCEL)
2024年度 役員名簿
会長・副会長
部 | 氏 名 | 単位青税 |
---|---|---|
会 長 | 高橋 紀充 | 東 京 |
副会長 | 平良 夏木 | 東 京 |
野村 政史 | 近 畿 | |
宮島 富久雄 | 名古屋 | |
吉澤 寿朗 | 神奈川 | |
中村 岳 | 埼 玉 | |
亀川 貴之 | 千 葉 | |
塚原 政史 | 岐 阜 | |
原 勉 | みちのく | |
下田 幸雄 | 熊 本 |
部長
部 | 氏 名 | 単位青税 |
---|---|---|
総務部 | 藤原 功子 | 近 畿 |
経理部 | 湊 真志 | 東 京 |
研究部 | 小西 伸幸 | 近 畿 |
広報部 | 髙栁 律彦 | 神奈川 |
組織部 | 江田 佳銘子 | 近 畿 |
厚生部 | 髙井 真司 | 岐 阜 |
国際部 | 木下 晃良 | 名古屋 |
法対策部 | 安藤 克哉 | 東 京 |
監事
部 | 氏 名 | 単位青税 |
---|---|---|
会計監事 | 手塚 久雄 | 東 京 |
辻田 学 | 近 畿 | |
濱 久人 | 名古屋 |
委員長
委員会 | 委員長 | 単位青税 |
---|---|---|
【総務部】 | ||
三青会担当委員会 | 吉澤 寿朗 | 神奈川 |
全国大会実行委員会 | 野村 知栄 | 東 京 |
会長等推薦審議委員会 | 冨川 和將 | 近 畿 |
日税連担当委員会 | 阿部 圭子 | 東 京 |
【広報部】 | ||
ホームページ運営委員会 | 笹田 淳 | 近 畿 |
税理士PR委員会 | 安藤 寛子 | 東 京 |
【法対策部】 | ||
税理士制度対策委員会 | 大澤 貴昭 | 埼 玉 |
税制対策委員会 | 澤井 貴介 | 東 京 |
納税環境整備委員会 | 上原 章裕 | 千 葉 |
単位青税代表
単位青税 | 氏 名 |
---|---|
東 京 | 石山 貴裕 |
近 畿 | 濱田 誠二 |
名古屋 | 池田 大志 |
神奈川 | 深沢 智仁 |
埼 玉 | 駒形 哲郎 |
千 葉 | 山崎 喬 |
岐 阜 | 佐々木 靖高 |
みちのく | 原 勉 |
熊 本 | 下田 幸雄 |