全国青年税理士連名【全青税】

会長挨拶

会長写真
全国青年税理士連盟 会長
冨川 和將(近畿)

「未来へつなぐ青年の力」

全国青年税理士連盟の会員の皆様、はじめまして。去る8月6日の大阪大会において、第57代会長に就任いたしました、冨川和將と申します。

簡単に自己紹介をさせていただきます。私は近畿青年税理士連盟大阪支部に所属しております。青税歴は、税理士試験合格をした後の平成27年に開催された新合格者祝賀会で入会をしたため現在で8年目となります。入会後は、平成28年6月から大阪支部組織部長、平成29年6月から大阪支部総務部長、平成30年6月から大阪支部支部長、令和元年6月から近畿青年税理士連盟制度部長、令和2年8月から法対策部長、令和3年8月から日税連担当委員長、令和4年8月から税理士PR委員長、そしてこの度、令和5年8月から全国青年税理士連盟会長のバトンを山田前会長から引き受けさせて頂きました。
この間には近畿税理士会において令和元年8月から2期4年と登録調査委員会で新規登録者の面接を行っておりました。この登録調査委員会での経験は青税で勉強した税理士法をさらに勉強する良いきっかけとなり、また、未登録者の実情を知ることができ、大変貴重な経験を積ませて頂きました。

この度、全国青税の会長という大役を自分自身の力量では全然足りないと分かっていながらも引き受けようと思ったのは、実は私は税理士になった当初は、そこまで税理士というものに強い興味はありませんでした。別に税理士という資格や職業がなくなったとしても、他の仕事をすれば生きていけると考えていました。さらには税理士になれたのは自分が頑張って勉強して5科目に合格したからだと当然のように考えていました。
しかし青税に入会し、税理士制度について勉強をしていくうちに自分の考えが間違っているのではないかと思うようになりました。それは、私が税理士になれたのは自分が頑張って試験に合格したからではない、税理士資格を、税理士制度を作り、そしてそれを常により良いものへ作り上げていっていただいた先輩方がいたためだと気付きました。それに気付いたとき、私自身もこの税理士という職業・制度を、今税理士を目指している人、これから税理士を目指そうとする人たちのために100年も200年も続いていく制度にしなければと思うようになりました。それに気付かせてくれた青税に感謝と恩返しの気持ちで会長を受けさせて頂きました。そしてその恩返しをするためには全青税を盛り上げていかなければならないと思い、その礎になればと思い今年度は様々な活動を行って参ります。

先ず本年度は、大阪大会の挨拶でも述べた通り、我々の仲間を増やす取り組みを重点的に行いたいと思います。仲間を増やす取り組みというのは一朝一夕ではいかないため、今年度だけではなく長期的な視点で行える組織拡大対策の基盤を作ります。
まずは、前年度山田会長年度において誕生した税理士PR委員会、この委員会は初代委員長として任命していただき、立命館大学、國學院大學とPRを行って参りました。
その中でまだまだ税理士の知名度や職業内容については認知度が低いことを実感しました。 そこで今年度においても税理士PR委員会を継続させ、税理士の認知度向上と全青税の認知度の向上を目指し、活動を行っていきます。将来税理士になったきっかけ、税理士を知ったきっかけが全青税の税理士PRで、税理士になったら是非青税に入会したいと思っていましたという入会者を誕生させることが出来ればと思います。

次に今まで全青税未加入の各地の青税にアプローチをしていた組織活動ですが、広島青税など継続できる先は継続しつつ、各地においてまずは全青税に興味を持って頂ける個人にアプローチを行い、個人会員として加入していただきます。そこから少しずつ個人会員を増やしていき将来的に組織ごと加入して頂いたり、新たな青税を立ち上げ加入して頂ける道筋を作ります。手始めに岡山、そして香川で個人会員として加入して頂ける方と1人でも多く交流を持ち加入して頂きます。

また全青税の活動は各単位青税にかかっています。そこで全青税としても各単位青税の会員増加に積極的に協力していきます。 こちらはホームページ運営委員会にSNSを通じて、全青税の活動を積極的に発信して頂きます。その際にいつ、どこで、理事会やイベントが行われるのかを発信し、理事会後等の懇親会には未入会の税理士や税理士を目指す若者を呼びたいと思います。そこで青税に興味を持って頂き、開催地の単位青税に繋いで行きたいと思います。

先にも書きましたが、会員数の増加は一朝一夕にはいきません。時間と根気が必要になります。しかし、全青税と各単位青税がガッチリとタッグを組んで取り組めれば実現できると信じています。まずはこの年度においてその道筋を作ることができればと思います。

法対策部会においては、今までの活動とは少し変わったことを行っていきます。今まで通り納税者権利憲章をはじめ税理士制度を研究し提言を行っていきますが、納税者権利憲章や税理士制度を国民納税者や、税理士を目指す人、税理士になりたての人達にもっと身近に感じてもらえるようパンフレットやチェックリストなど活用できるものも作成し、まずは納税者権利憲章や税理士制度について興味を持ってもらえる活動を行います。
インボイス制度については引き続き反対の姿勢を通していきますが、制度としてスタートした場合に考えられるのは、今まで免税事業者で事業を行っていた方々が消費税等を納付することができなくなるということです。そこで納付期限までに納税ができないことに対する救済措置である換価の猶予申請や、滞納差し押さえについての研究、パンフレットなどの作成を行い、納税者の権利擁護を行っていきます。
また11月には国税不服審判所審判官を経験された東京青税の会員でもある弁護士の先生をお招きし、「国税不服審判所の在り方について」として、納税者の権利擁護の観点から、国税不服審判所の在り方、税理士としての活用方法や活用するために我々が何をしなければならないか等、経験者からの視点でご講演いただき、勉強の場を設けます。

更に今年度は、韓国税務士考試会との交流も再開し、10月には共同の勉強会が開催されます。今年度の勉強会の内容は「社会の変化における税理士・税務士の事務所経営」です。年々変化のスピードが増加するなかでわれわれはどのように変化をしていくべきなのか、それぞれの国の視点から検討されます。

このように様々な活動を行い、真に納税者のための税理士制度にするためにはやはり全青税はもっともっと力をつける必要があると思います。そして力とは何か、それは数だと思います。全青税の会員数が1万人になれば、もっともっとよりよい税理士制度を実現できるのではと思います。この思いを胸に会員の増強についても積極的に活動を行って参ります。

最後になりますが、今年度、皆様のご期待に応えるべく全力を尽くして参ります。しかし私1人の力、部長・委員長・理事の皆様の力だけでは全青税の目指す姿には辿り着けません。会員の皆様のご協力が不可欠です。是非ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。
この1年、どうぞよろしくお願い致します。

当連盟について

国民のための税理士制度・・・ 私たち青年税理士はその確立をめざしています。
税理士制度が真に国民のための制度として発展するためには、税理士が納税者の代理人として租税に関する国民の権利を擁護するという使命を明確にしなければなりません。この使命を全うするために、税理士は税の専門家として、税務官公庁からの法的束縛を受けない真の独立性が必要とされます。
そのためにも、私たちはお互いに研鑚を図り、親睦を深めつつ、税制、税務行政の改善と税理士制度の発展を通じて社会に貢献できるようあらゆる活動に若き情熱をもって推進しています。

全青税の成り立ち

昭和42年7月、浜松・弁天島にて東京青税、大阪合同青税、名古屋青税、横浜と東海地区の代表と有志が世話人として相寄り「税理士制度の将来を純粋な精神で考えるのは他にない」という強い自覚と信念を確かめ合い、夜を徹して語り「税理士制度の発展強化」を目的に全国の青年税理士の巨大なエネルギーと良識をここに結集することを誓ったのです。
昭和42年10月、東京、大阪、名古屋の各青税連を母体として、税理士制度の発展強化、会員相互の研修親睦・連絡提携と資料交換を目的として「全国青年税理士連盟」が誕生しました。

2023年度 役員名簿

会長・副会長

氏 名 単位青税
会 長 冨川 和將 近 畿
副会長 今井 司 東 京
野村 政史 近 畿
俵 直人 名古屋
古本 惠資 神奈川
中村 岳 埼 玉
山崎 喬 千 葉
河合 基裕 岐 阜
原 勉 みちのく
下田 幸雄 熊 本

部長

氏 名 単位青税
総務部 阿部 圭子 東 京
経理部 岩澤 英彦 千 葉
研究部 石澤 健太 神奈川
広報部 津田 律子 埼 玉
組織部 髙栁 律彦 神奈川
厚生部 石黒 翔 岐 阜
国際部 宮島 富久雄 名古屋
法対策部 高橋 紀充 東 京

監事

氏 名 単位青税
会計監事 平良 夏木 東 京
山田 暁久 近 畿
妹尾 明宏 名古屋

委員長

委員会 委員長 単位青税
【総務部】
三青会担当委員会 亀川 貴之 千 葉
全国大会実行委員会 安藤 宣貴 名古屋
会長等推薦審議委員会 山田 隆一 近 畿
日税連担当委員会 藤原 功子 近 畿
【広報部】
ホームページ運営委員会 清本 敏弘 近 畿
税理士PR委員会 江田 佳銘子 近 畿
【法対策部】
税理士制度対策委員会 山口 裕己 埼 玉
税制対策委員会 濱田 誠二 近 畿
納税環境整備委員会 安藤 克哉 東 京

単位青税代表

単位青税 氏 名
東 京 湊 真志
近 畿 小西 伸幸
名古屋 木下 晃良
神奈川 吉澤 寿朗
埼 玉 福重 光太郎
千 葉 上原 章裕
岐 阜 塚原 政史
みちのく 原 勉
熊 本 下田 幸雄

全国青年税理士連名【全青税】

全国青年税理士連盟事務局

〒151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-21-8 代々木第10下田ビル7F
TEL:03-3354-4162
FAX用申込用紙
※全青税に入会希望の方は、申込書にご記入の上、FAXまたはメールにてお申し込み下さい。

会員用:パスワード照会

全青税の資料閲覧用パスワードを忘れてしまった会員の方は、下記フォームより照会をお願いします。
会員用:パスワード照会

※閲覧にはパスワードが必要です