【法対策部】12月18日 全国青年税理士連盟×freeeとの意見交換会

皆様、こんにちは。埼玉青税の酒井です。

令和6年12月18日に開催された全国青年税理士連盟とフリー株式会社(以下freee)との意見交換会に出席しましたので報告します。

当日は全国青年税理士連盟より15名の会員が参加しました。15時に現地に集合して、顔合わせとして、簡単な自己紹介と名刺交換をした後に、意見交換会の先立ち2つの班に分かれてfreeeのオフィスツアーを実施して頂きました。「駄菓子屋をモチーフにした会議室」や「和室風会議室」などオフィス内には一風変わった会議室が多数あり、それぞれの部屋には「ゲンブツシキュウ」「タイシャクタイショウヒョウ」などユニークなネーミングがされております。社員の説明によると「たのしさダイバーシティ」をコンセプトに、通いたくなるオフィスを作るべく、社員からアイデアを集めてたとのことでした。

その後16時よりfreeeより佐々木大輔社長を含む5名が参加し、意見交換会が行われました。「①昨今の著しい技術革新から考える今後の税理士業界、会計業界の展望について」、「②当連盟が考える税理士の業務の今後について」、「③貴社が期待する今後の社会における税理士の立ち位置、役割について」の3つのテーマについて意見交換が行われました。

1.昨今の著しい技術革新から考える今後の税理士業界、会計業界の展望について

意見交換会では、技術の進化によってどのように税理士業務が変わっていくのかについて話し合いました。参加者からは、DX(デジタルトランスフォーメーション)の導入を求める納税者の声に耳を傾け、新しい技術を積極的に取り入れる税理士は、これからより一層頼りにされる存在になるでしょう。

会計業界そのものが大きな変化を迎えている中で、税理士の役割も変わりつつあります。これからは、コンサルティングや戦略的なアドバイスを通じて納税者との信頼関係を築くことが一層大事になっています。納税者に対する付加価値をどう提供していくかが、これからの大切なテーマです。

2.当連盟が考える税理士の業務の今後について

記帳代行業務の価値が低下する一方で、コンサルティング業務の重要性が増してくると感じています。この変化に対応するため、従業員や顧客にしっかりコーチングできる力が必要です。

また、税理士が「経営パートナー」として共に経営課題を乗り越えていく役割が期待されるという認識が広がりました。AIが進化していくなかでも、税理士が信頼関係をもとに活動することの大切さが改めて重要に言えます。

3.貴社が期待する今後の社会における税理士の立ち位置、役割について

最後に、フリー社から見た税理士の役割について意見が交わされました。税務行政のDX化が進む中で、税理士がデジタルツールを活用して納税者に迅速で適切なアドバイスを届けることが求められています。

AIと人間の役割分担がよりはっきりしていくなかで、税理士が信頼を築くことの重要性はますます増していきます。クラウドツールの力で、リアルタイムでの財務状況の把握しながら、迅速に対応することができるとができる強みをどう活用していくかが、未来への鍵となります。

その後はフリートークとして予定時間をオーバーするほど様々なテーマについて活発な意見交換が続きました。

意見交換会の後は、freeeの御厚意によりケータリングと飲み物を用意して頂き、freee本社内で懇親会が開催され、青税会員とfreeeの社員が飲食をしながら和気あいあいと意見交換会の続きを行い、懇親を深めることが出来てとても有意義な会となりました。

今回の意見交換会を通じて、税理士業界が直面する課題だけでなく、その解決に向けた可能性についても多くのヒントが得られました。今後もさらに良い未来を築いていくための歩みを進めていきます。

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