こんにちは、国際部長の木下晃良です。
令和6年10月11日、韓国ソウルの高麗大学において、全国青年税理士連盟と韓国税務士考試会との第12回目の勉強会が開催されました。
今回は「国際相続」をテーマとして、日本と韓国双方の税理士が一堂に会し、国際的な相続に関する実務的な課題について、意見交換が行われました。
私は安藤法対策部長とともに登壇し、日本の相続税の制度を紹介するとともに、相続人や被相続人が国外に居住している場合、国外財産が相続財産に含まれるケースにおける税務上の取り扱いについて発表しました。
参加者の皆様からも多くのご質問をいただき、非常に有意義な時間となりました。
今回の勉強会では、国際相続に関連する課題や税制の具体的な事例について、参加者の皆様と共に議論を交わしました。
特に、連帯納付義務の両国での取り扱いの違いや、法人が遺贈を受けた場合の税務処理に関する議論が盛んに行われ、両国の実務における相違点が明確となり、実務的な知見が深まりました。
勉強会後には、韓国税務士考試会の皆様のご厚意により懇親会が開催されました。
韓国料理のサムギョプサルを囲みながら、和やかな雰囲気の中でさらに親睦を深めることができました。
考試会の皆様の皆様の温かいおもてなしに心から感謝申し上げます。
今回の勉強会を通じて、国際相続に関する理解が一層深まり、日韓両国の税理士間の連携を強化する貴重な機会となりました。
今後もこのような場を通じて、実務に役立つ知識の共有を図り、さらなる協力関係の構築に努めていきたいと思います。
2025年は日本で開催されます。
多数のご参加をお待ちしております。
ご準備いただいた皆様、参加された皆様、大変ありがとうございました。