【法対策部】日税連との懇談会報告

日税連担当委員長の冨川です。
2021年11月12日に日税連執行部との懇願会を開催しました。

この日税連執行部との懇談会は毎年12月に行われていましたが、今年度は1月ほど早い11月での開催となりました。
そのため法対策部会においては準備期間が短く苦労したと思います。

今年度は法対策部会においてテーマを検討し、
(1) 消費税インボイス制度について
(2) 電子帳簿保存法改正に伴う電子取引について
(3) 次期税理士法改正について(特にいわゆる2条の3について)
(4) 税理士試験制度について
(5) 懲戒処分逃れと思しき税理士業務の廃止問題の他、税理士及び非税理士による税理士法違反と思われる事案について
(6) 税理士会(支部含む)の会務従事者の確保について
について意見交換会を行いました。
懇談会の内容については広報誌に掲載予定ですのでそちらをご覧いただければと思います。

昨年は新型コロナウイルス感染症の影響によりzoomでの開催となり、消化不良のまま終了してしまいましたが、今年度は感染者数も減少し宣言も解除され対面により行うことができました。

当日は11時半に全国青税の事務局に集まり最後の打合せ読み合わせを行いました。
最後の打合せから当日までに入手した情報交換など行いつつの最終打合せは、緊張感も少なく和気藹々とした雰囲気で行いました。
この打合せを終え全員で大崎へ移動。
大崎ではみんなでランチをしながらゆったりまったりと心を落ち着かせて、いざ会場へ!

会場は日本税理士会館の10階ホールAで開催されました。
続々参集される執行部の方々と名刺交換を行い、挨拶が終われば開催時間となり懇談会のスタートです。

当初は神津会長も参加される予定でしたが体調不良により急遽欠席となりました。神津会長の意見もお伺いしたかったため残念でした。
体調不良で欠席の神津会長に代わり、太田副会長の挨拶からスタートしました。
亀川会長の挨拶、参加者紹介が終わりいよいよ本番です。
まずは杉浦税制対策委員長がトップバッターを務めます。

消費税のインボイス制度について免税事業者が取引排除とされることをどのようにして訴え続けるのか具体的に検討されている施策についてどのようなものがあるかを質問。
インボイス制度についてはまだ納税者への周知も進んでおらず、事務負担の増加や費用負担の増加など問題が多いと感じられるため少なくとも延長するよう強く要望する必要があります。

また電子帳簿保存法改正に伴う電子取引については、準備期間が非常に短いにもかかわらず全くと言っていいほど周知されておらず、このまま導入されていいのか疑問が残ります。
こちらも事務負担の増加や費用負担の増加が大きいため、是非とも宥恕規定の創設や延期をするなど働きかけていく必要があります。

このように様々な意見を交換し、また日税連執行部側からも質問があり、有意義な時間になったと思います。

日税連執行部の皆様、日税連事務局の皆様にはお忙しい中、懇談会開催に向けてご準備をいただいたことに、この場を借りて心より感謝申し上げます。

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