【国際部】ドイツ視察旅行 2025/9/6~9/13

国際部長の酒井です。

9月6日から13日までの6泊8日間、ドイツ視察旅行に参加しました。

当連盟では、平成22年に計画したドイツ視察がアイスランドでの火山噴火による渡航禁止のため中止となって以来、コロナ禍もあり、韓国以外の海外交流・視察を実施できませんでした。しかし、このたび高橋前会長のご尽力により、念願のドイツ視察が実現しました。

9月6日夜、羽田空港を出発し、約14時間のフライトを経て翌早朝にドイツ・フランクフルト空港へ到着。時差ボケと闘いながら、貸切バスによる移動で現地での活動を開始しました。

初日は、中世の街並みがほぼそのまま残り「中世の宝石箱」と称されるローテンブルクを観光。その後、ヴュルツブルクへ移動しました。

2日目は、18世紀に建てられユネスコ世界遺産にも登録されている司教の宮殿「ヴュルツブルク・レジデンツ」を見学。その後、ライン川沿いのワイン造りの町リューデスハイムを散策し、フェリーで対岸のビンゲンへ移動しました。

3日目は、この視察旅行の1つ目の目的であるインゲルハイムのシューマッハ税理士事務所を訪問。シューマッハ税理士から、ドイツの税理士資格制度、税務行政、デジタル化の最新事情について説明を受けました。日本との違いも多く、大変興味深く感じました。その後、マインツへ移動し、グーテンベルク博物館を見学。さらにマインツ旧市街を散策しました。

4日目は、2つ目の目的であるビンゲン税務署を訪問。ドイツ税法における行政不服申立手続やインボイス制度について説明を受けました。その後、ライン川下りツアーに参加し、ビンゲンからサンクトゴアまで船で移動。散策ののち、バスでノイシュタット・アン・デア・ヴァインシュトラーセへ移動しました。

5日目は、3つ目の目的であるラインラント=プファルツ財政裁判所を見学。所長による歓迎の挨拶の後、3件の口頭審理を傍聴しました。通訳のヤン氏を通じて裁判長との質疑応答の機会も設けられ、財政裁判所の手続について理解を深めることができました。その後、ハイデルベルクに移動し、ハイデルベルク城や旧市街を散策しました。

最終日は、フランクフルトに移動し、ゲーテが生まれ育ち、幼少期から青年期を過ごした「ゲーテハウス」を見学。その後はフランクフルト中心部で自由行動となり、現地の屋台で肉料理やアップルワインを味わったり、ドラッグストアやスーパーでお土産を購入したりしました。夕刻、空港に移動して帰国の途に就きました。

ドイツでは、中世から続く旧市街の保存、芸術や建築へのこだわり、自然との調和を重んじた都市計画が美しい景観を生み出しており、ヨーロッパらしい雰囲気を存分に味わうことができました。また、ビールやワイン、ドイツ料理も非常に美味しく、毎日食べ過ぎ・飲み過ぎに注意しつつも、食文化を満喫しました。

今後は、視察旅行の参加者によって報告書を作成する予定です。今回の視察で得られた現地の税務事情に関する知見を整理し、会員の皆様に情報を還元するとともに、今後の当連盟の活動に活かしていきたいと思います。

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