ブログを閲覧の皆さま、こんにちは。
神奈川青税の石澤健太です。
何らかの間違えで今年度全国青税の副会長を仰せつかっております。
さて、10月16日に開催された神奈川理事会のレポートをお送りいたします。
冒頭、山田会長のごあいさつで『ここ一ヶ月で3度目の横浜で、ついに地図なしで税理士会館にたどり着くことができました!』と。
全国大会、50周年記念式典、そして神奈川理事会と・・・
重ね重ね御礼申し上げます。ありがとうございます!
山田会長、3度とは言わず神奈川青税に鞍替えしてもいいんですYO!
来月あたりの神奈川青税の幹事会で山田会長の神奈川青税への入会審議がされることを切に期待しています!ここまで言って否決されたらごめんなさい・・・
全国青税の慣例上、開催ご当地の直前代表幹事が議長を務めるというしきたりにより、今回議長を務めました。一番会場の様子がみえる位置から当日の様子についてレポートさせていただきます。
この日の審議事項は、3つ。
・次回シンポジウムの冊子等の配賦方法等について
・インボイスに関する要望書の提出について
・全国大会の収支計算報告について
まずは辻田研究部長(近畿青税)から、次回シンポジウムの冊子の配賦方法等についての意見上程です。シンポジウムの論文集の配賦方法は前回シンポジウムから大きく変わりました。社会のデジタル化に併せて、前回からHP上でDLをする形式に変わり、次回もその流れを踏襲するか否か、という内容です。こちらは上程案どおりに可決となりました。
アナログにはアナログの良さがあるものの、紙という限られた資源を大切に、持続可能な全国青税とするためにも重要な決議ですね。
つづいて、藤原法対策部長(近畿青税)から、インボイスに関する要望書の提出可否についての意見上程です。こちらも質疑応答を経て、無事に可決になりました。
インボイスは税理士業界だけでなく、世論も二分するような、消費税制度の歴史の中で最も大きな転換点と言われています。当然に慎重な議論や“丁寧な説明”が求められるところですが、それが果たされているのかどうか・・・最近でこそTVCM等も流れ始めましたが、現場レベルの肌感覚だとまだまだ周知がされきっていない印象は避けられません。小規模事業者の取引排除懸念や、取得したインボイスが適正なものかどうかのチェックなど。
事業者や税理士の負担は確実に増えることが予想されます。一方で、免税事業者が益税部分を実質的な収益としていることが、課税の公平を損なっていることに対する意見も無視できないものです。税制の基本的原則の一つである公平に重きを置けば、インボイスの導入はやむなしという声もあります(“簡素”の部分は置き去りですが・・・)。いずれにしてもまだまだ議論が続きそうなインボイス、この要望書も提出して終わりではなく、その要望の内容を担保するだけの新しい制度設計も併せて考える必要があると感じます。
そして最後の審議事項は全国大会の収支計算の報告について、小原前実行委員長(神奈川青税)から収支計算報告書をもとに意見上程がありました。当初想定していたほどまではコストがかからなかった旨などの報告があり、全会一致で承認されたので、来年の全国大会でこの計算案が議案書に掲載されます。小原前実行委員長、改めてお疲れさまでした!
その後、各部や各単位青税代表からの報告があり、最後は協議事項です。
多胡税理士制度対策委員長(近畿青税)から税理士制度(資格取得など)に関する各単位青税の意見集約等のご報告があり、その後は時間いっぱいまで伊藤税制対策委員長(神奈川青税)による税制改正要望書の協議でした。税制改正要望書は全国青税の意見の集約であり、毎年時間をかけて作成しているものです。インボイス制度導入間近ということもあり、特に消費税に関しては様々な意見が交わされました。
完成まではもう少し時間がありますので、理事の皆さまも理事でない皆さまも、是非法対策部の部会に参加していただき、闊達な議論に参加いただければと思います。
議長の抜群の仕切(?)により上程議案は全て可決のうえ、議事内容も時間内に全て収めることができました。これも会長や総務部長、スムーズな議事進行にご協力くださった理事の皆様のおかげです。改めて感謝申し上げます。
そして次回は待ちに待った、本当に待ちに待った・・・言葉では言い表せないくらい待ち続けた九州理事会・・・今回は博多理事会です!
これがあるから全青理事になった、という方もいるのではないでしょうか??
前泊の方も、当日泊の方も、もしかしたら10泊くらいする猛者も、そしてお隣の韓国から直行の方もいるかもしれませんが、みなさま元気に福岡の地でお会いしましょう!
コロナなんかに負けるな、YOU CAN DO IT!